RSV侵入阻害剤のヒット化合物、再合成検証で偽陽性が判明
- RSV侵入阻害剤を探索するハイスループットスクリーニングのヒットから有望な化合物を選び、再合成して抗ウイルス活性を改めて評価した。
- NMRとLC-MSによる分析の結果、2つの化合物クラスでスクリーニング試料と再合成品の内容が一致せず、見かけの活性に不純物が関与した可能性が示された。
- 著者らは、厳密な分析的・生物学的検証の重要性を示し、他の研究者が本物ではないヒットに労力を費やさずに済むよう、偽陽性の結果を公表している。
💡 ポイント
この種のネガティブデータは、多くのポジティブな論文よりベンチの時間を節約してくれる。ライブラリ試料と再合成品の結果が食い違うなら、疑うべきはスキャフォールドの前に微量の不純物や分解物だ。自分なら、SARを描く前に再合成とNMR・LC-MSによる確認を必須の関門とし、確認の取れていない侵入阻害剤のヒットはノイズとして扱う。
Validation of Small-Molecule Entry Inhibitors Targeting the Respiratory Syncytial Virus ↗