ヒトマクロファージに活性型CYP3A4が存在、コカインがその活性を高める
- 多数のドナー由来の単球由来マクロファージはCYP3A4を発現し酵素活性も測定できたが、mRNA・タンパク質・活性はドナー間で相関が弱かった。
- コカインは発現への影響にばらつきがあったものの、全ドナーで触媒活性を高め、その程度はリファンピシン並みだった。
- アカゲザルでは、コカイン投与と組織中抗レトロウイルス薬濃度の低下、CYP3A4・PXR発現の上昇が並行して見られた。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
発現と機能の乖離は、この組織ではmRNAやタンパク質量だけを見ると判断を誤りうるという良い警告だ。HIVの潜む細胞でコカインがCYP3A4を誘導するなら、組織中の抗レトロウイルス薬曝露は血漿PKから想定される値を下回りうる。モデル化しておきたい相互作用だ。サルでの関連は今のところ相関にとどまる。組織濃度とマクロファージでの効果の直接的な結びつきが見たい。