CRISPRスクリーニングでACSL4が肥満関連マクロファージ炎症のスイッチとして浮上

  • ゲノムワイドCRISPR-Cas9スクリーニングとヒト脂肪組織のscRNA-seqを組み合わせ、炎症性の脂肪組織マクロファージの活性化にACSL4が不可欠であることを同定した。
  • 骨髄系特異的Acsl4ノックアウトは炎症性サイトカイン発現を下げ、高脂肪食による肥満を抑えて脂肪分解と熱産生を高めたが、耐糖能とインスリン感受性には有意な改善がなかった。
  • ACSL4を標的とする候補を探すため、DrugBankの8,685化合物のスクリーニングも行われた。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

CRISPRのヒットをヒトデータで裏取りするのは、標的の根拠づくりとして正しい。問題は表現型で、肥満は防げても耐糖能もインスリン感受性も改善しないのでは、代謝性炎症の標的に期待されるものと違う。ACSL4はフェロトーシス感受性の中核でもあり、全身性の阻害薬には安全性の疑問が早い段階から付きまとう。

CRISPR screens identify ACSL4 as a key regulator in macrophage activation and metabolic inflammation ↗