吸入型sGC刺激薬frespaciguat、PH-COPD向けに肺選択性を設計

  • 経口sGC刺激薬は、COPDに伴う肺高血圧で全身血圧を下げ、換気血流不均衡を悪化させるおそれがある。そこで物性主導の吸入型設計が進められた。
  • SARと薬物動態の検討から、全身クリアランスが高く膜透過性が低いことが肺選択性の鍵と分かった。
  • frespaciguat(MK-5475)は極めて強力で標的滞留時間が長く、肺に偏った曝露を示す。ラットでは全身への影響を抑えつつ用量依存的に肺動脈圧を下げ、効果は1日以上続いた。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

透過性を低く、全身クリアランスを高くするという設計は、sGC刺激薬で通常めざす方向とは逆だが、特殊なデリバリー技術に頼らずに肺選択性を得る、筋の良い方法である。懸念は、肺内での滞留が分子そのものよりも製剤や粒子の沈着にどこまで左右されるかという点だ。標的への滞留時間の長さが、1日1回投与を現実的にする鍵になるはずだ。

Frespaciguat (MK-5475): A Novel Inhaled Soluble Guanylate Cyclase Stimulator for Pulmonary Hypertension Associated with COPD ↗