アゾロゲン化により、trans体が不活性な光活性化型β1アドレナリン受容体アゴニストを創出
- 従来の光スイッチ型βアドレナリン受容体アゴニストには、光で可逆的にオンにできる完全に不活性なtrans異性体を持つものがなかった。
- 既知のアゴニストであるBI-167107とCimaterolをアゾロゲン化し、光照射時にβ1-ARを選択的に活性化する光スイッチ型リガンド群を得た。
- これらの光でオンになる化合物はUV光と可視光の両方に応答し、熱緩和速度と効力が互いに異なる。
- コア骨格の修飾により、光化学的および薬理学的性質を調整できる。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
出発点にBI-167107とCimaterolを選んだのは賢明だ。どちらも結合様式が分かっている実績あるアゴニスト骨格で、アゾ基の導入は闇雲な骨格ホッピングではなく、生物学的等価体による置換に近い。残る疑問は、母核がこれほど強力なのに、trans体が本当に不活性のままでいられる理由である。熱緩和と効力を調整できるため、単なるツール化合物にとどまらず、GPCR活性化の速度論を調べるSARセットとしても使えそうだ。