ひずみ型ラダーラン骨格が既存薬のオルト置換ベンゼン環を置き換える

  • 以前提唱された、ラダーランがオルト置換ベンゼンの代わりになり得るという仮説を、今回実験的に検証した。
  • 二置換ラダーランのコア構造を効率よく合成して詳細に特徴づけ、複数の生物活性化合物の芳香環と置き換えた。
  • 特許の制約を受けないThalidomideとOxatomideのラダーラン類縁体は、生物活性を同程度に保ちつつ、物理化学的性質が改善した。
  • 本研究は査読前のchemRxivプレプリントである。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

このケージは本当にオルト位の置換基の向きまで再現できているのか、それとも見た目だけなのか。既知薬2例で活性が保たれたのは心強いが、気になるのはキラルでひずみのあるコア自体で、立体化学や代謝・酸性条件下での安定性が課題だ。特許フリーという点が魅力だが、ビルディングブロックが単発のルートを超えてスケールすることが前提になる。

Ladderane as a Saturated Bioisostere of ortho-Benzene ↗