TRUPATH由来の高感度BRETセンサーNuPath、GPCRのG蛋白質微弱シグナルと構成的活性を可視化
- NuPathはTRUPATHのセンサー構造を保ちつつ、ルシフェラーゼのドナーをNanoLuc、アクセプターをeYFPに置き換えており、通常の96ウェルプレートで移し替え操作なしに測定できる。
- 6種のGPCRと複数のGタンパク質サブタイプで対照比較したところ、多くのGαセンサーでアゴニスト応答が大きく増加した一方、GαOAセンサーは同程度のシグナルでばらつきが小さかった。
- ダイナミックレンジの拡大により、TRUPATHでは捉えにくかった受容体ごとのGβγ組み合わせの違いが明らかになり、成長ホルモン分泌促進因子受容体で逆アゴニストが構成的シグナルを抑える様子も検出できた。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
センサーが明るくなっても、薬理として妥当かは別問題だ。新たに見えたGβγの組み合わせ選好は、過剰発現とタグ付きサブユニットが見かけの選択性を作っている可能性があるので、直交的な測定で確認するまで信用しない。むしろ使えるのは、グレリン受容体で逆アゴニストによる構成的活性の低下を検出できた点で、TRUPATHが見落としていた領域であり、スクリーニングにも効く。