自己組織化ペプチドのナノファイバーが肺に長くとどまり、マウスモデルで抗線維化効果を高める

  • 治療用ペプチドに自己組織化モチーフを連結したCQ7は、生理的条件下で細胞の内外に超分子ナノファイバーを形成する。
  • この線維状の形態により肺での保持と送達が向上し、腹腔内投与または吸入投与したマウス線維症モデルで抗線維化・抗炎症作用を示した。
  • トランスクリプトーム解析から、作用機序にミトコンドリア機能、酸化ストレスの低減、アポトーシスの調節が関わることが示唆された。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

これはペプチドが良くなったのか、それとも製剤が良くなっただけなのか。ナノファイバー化でファーマコフォアは変わらず、変わるのは曝露である。肺ではそこがペプチドの最大の弱点だ。自己組織化モチーフの付加はクリアランス対策として安価で実装しやすい。ただ、ミトコンドリア機序を信じる前に、同用量でのモノマーとファイバーの比較と、ロット間での会合の再現性を見たい。

Enhanced Pulmonary Fibrosis Treatment by Self-Assembling Peptide Nanofibers via Improved Pulmonary Delivery and Retention ↗