海洋天然物由来アントラニルアミドが大腸炎向けの選択的HDAC6阻害薬として浮上
- 海洋天然物を複数の部位で最適化し、炎症性腸疾患を狙ったアントラニルアミド誘導体群が設計された。
- リード化合物は細胞でIL-6とIL-1βを抑え、HDAC1よりHDAC6を優先する選択的HDAC阻害薬であることが示された。
- ドッキングでHDAC6への結合様式が提案され、DSS誘発大腸炎マウスでは結腸の組織障害が軽減した。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
HDAC1よりHDAC6を好むという結果は目を引くが、ドッキングだけで決着はつかない。全アイソフォームのパネルに加え、細胞内でチューブリンとヒストンのアセチル化を比べる読み出しが検証になる。抗炎症作用がオンターゲットかどうかは別問題で、HDAC6ノックアウトや標準阻害薬との対照で答えが出る。亜鉛結合部位の結合速度論が選択性を左右している可能性もある。