共通の力場で4つの主要な自由エネルギー計算エンジンを比較、標準ベンチマークで統計的に同等の精度を確認

  • 共通の入力生成ワークフローにより、Amber、GROMACS、OpenMM、BLaDEの4つの自由エネルギー計算エンジンで、同一のタンパク質・リガンド力場を用いた相対結合自由エネルギー計算が可能になった。
  • 比較には、広く使われている同族リガンド変換のベンチマークセットと2つの追加事例を用い、実験測定値と照合した。
  • 4手法はいずれも実験の傾向を再現し、精度は概ね同程度で有意差はなかった。そのため、手法の選択はスループット、可搬性、摂動ネットワーク設計などの運用面で判断できる。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

エンジン間で精度が同等ということは、上限を決めているのは積分器ではなく共有された力場とセットアップだと示唆する。しかも定番ベンチマークは、どのエンジンも最も調整されてきた領域だ。より公平な試験は、結果が既知の自社の同族系列で、電荷が変わる変換やスキャフォールドホッピングの辺も含めて行い、反復計算の一致度を比べることだろう。

Comparative Analysis of Relative Ligand Binding Free Energy Simulation Methods: Amber-TI, GROMACS-NETI, OpenMM-FEP, and BLaDE-MSLD ↗