脳移行性EP2拮抗薬、雌雄マウスの永久的脳虚血モデルで梗塞を縮小

  • 新規の選択的拮抗薬3種(CJ-18、CJ-19、CJ-21)は、虚血性脳障害で神経炎症を調節するGαs共役型EP2受容体を阻害する。
  • マウスへの全身投与で、血漿中半減期と脳移行性は良好だった。
  • 大血管閉塞の大半により近い永久的MCAOモデルでは、雌雄ともに梗塞が用量依存的に縮小し、筋力に影響なく感覚運動機能が改善した。
  • 神経細胞死、炎症性サイトカイン、反応性グリオーシスも減少した。
💡 ポイント

永久的MCAOはモデル選択として妥当だが、評価は投与タイミングで決まる。閉塞直後かそれに近い時点で、若く健康なマウスに投与したのなら、梗塞縮小の結果は、数時間後に来院する高齢で併存疾患のある患者への示唆としては弱い。脳移行性は心強いが、リード選定の前に、EP2に対する活性と比較した脳内非結合型濃度と、プロスタノイド系シグナルに関わる副作用への安全域を確認したい。

Highly potent, brain‐penetrant EP2 receptor antagonists for the treatment of permanent focal cerebral ischaemia in male and female mice ↗