メフロキン類縁のアミノアルコールキノリン、MACに対し活性を示し既存薬と相加的に作用
- 鳥型結核菌群(MAC)による肺感染症の治療は、自然耐性や獲得耐性のために限界があり、新たな薬剤が求められている。
- メフロキンの類縁体としてアミノアルコールキノリン群が設計され、構造活性相関と細胞毒性の検討から、トリフルオロメチル基とピペラジン部位が重要であることが示された。
- (R)-4cが最も高い選択性を示し、in vitroでクラリスロマイシン、リファンピシン、エタンブトールとの二剤併用では、いずれも相加的な効果が認められた。
💡 ポイント
メフロキンのアミノアルコールキノリンを作り替える発想は妥当だが、親油性のCF3と塩基性ピペラジンの組み合わせは、膜に作用するカチオン性両親媒性の細胞毒性を招きやすい典型である。選択性の幅がはっきりするまで、活性向上は割り引いて見る。(R)-4cというエナンチオマー選好は実際の標的相互作用を示唆するが、併用効果が相乗でなく相加どまりでは、レジメンに加える決め手にならない。