インサイトのKRAS G12D阻害薬、膵がんでFOLFIRINOX併用により奏効率89%
- 転移性膵がん患者54例を対象とした第1相試験で、インサイトのKRAS G12D阻害薬はmFOLFIRINOX併用で確定奏効率89%、ゲムシタビン/ナブパクリタキセル併用で69%を示した。
- 安全性は管理可能で、化学療法単独と同程度と説明された。
- アナリストは、同等レジメンで82%・61%だったレボリューション・メディシンズのゾルドナシブと遜色ないと評価。第3相試験が一次治療で進行中。
💡 ポイント
FOLFIRINOX併用でゾルドナシブの82%を7ポイント上回ったとはいえ、54例の第1相同士の異なる試験間比較では誤差の範囲だ。見るべきは、インサイトがG12D膵がんで首位ではなく、有力な第二の競合として名乗りを上げた点である。一次治療の第3相がすでに進行中で、勝敗を分けるのは無増悪生存期間と忍容性だが、今回の発表はそのどちらにも答えていない。
EMSO 2026: Incyte a ‘firm contender’ in G12D pancreatic cancer race as early candidate shines ↗