フルオキセチンがマウスのアレルギー性喘息を軽減、Th17細胞のRORγtが焦点に
- 卵白アルブミン誘発のアレルギー性喘息マウスで、臨床的に妥当な用量のフルオキセチン経口投与は、気道への炎症細胞浸潤、好酸球増多、IgE産生、肺マクロファージの活性化を減らした。
- in vitroでも活性化マクロファージの炎症反応を、明確な細胞毒性なしに抑え、Th17細胞集団とRORγt関連シグナルも変化した。
- 公開トランスクリプトームの統合、標的エンリッチメント、ドッキングと分子動力学により、フルオキセチンがRORγt軸にどう関与しうるかが推定されたが、これは計算上の仮説にとどまる。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
面白いのは喘息全般ではなく、ステロイド抵抗性でTh17優位の患者層に当たるかどうかだ。ただ、げっ歯類で組織蓄積が大きい薬に「臨床的に妥当な用量」と書くのは緩い。まず肺と血漿の実測曝露量が見たい。RORγtへのドッキングも仮説づくりの域を出ず、結合試験か機能試験がなければ作用機序とは呼べない。