PTPRO阻害薬がマウス内毒素血症で血液脳関門を保護
- 内毒素血症マウスでは、LPSにより脳組織と脳血管内皮細胞でPTPROが増加し、PTPROの過剰発現はF-アクチンの再編成、ストレスファイバー形成、細胞間隙の拡大を引き起こした。
- PTPROのノックダウン、欠損、または阻害薬Piによりこれらの変化は抑えられ、脳微小血管内皮細胞でのトロンビン誘発透過性亢進も低下した。
- LPSマウスモデルではPiが血液脳関門の漏出を減らし、敗血症性脳症に対するPTPROの標的性が支持された。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
遺伝学的手法と薬理学的手法の結果が一致しており、ホスファターゼの論文としては上出来だ。気になるのはモデルで、LPS単回投与は急性であり、敗血症患者が実際に来院する侵襲後の投与でも効くのかが分からない。ホスファターゼ阻害薬は選択性が難しいことでも有名なので、近縁PTPに対するPiのプロファイルも見たい。