TRPV3がマウスの肺炎症の駆動因子であることが判明

  • LPSまたはカルバクロールで急性肺傷害を起こしたマウスの肺ではTRPV3発現が上昇し、カルバクロールによるチャネル活性化だけでも傷害像が再現された。
  • TRPV3の遺伝子欠損または薬理学的阻害により、肺傷害は軽減した。
  • 肺胞上皮細胞ではTRPV3の活性化で細胞内カルシウムが上昇し、サイトカイン・ケモカイン産生が増え、タイトジャンクションが緩んだ。TNF-αがTRPV3のカルシウム応答を増強しており、正のフィードフォワードが示唆される。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

ノックアウト、阻害薬、作動薬が同じ方向を指すのは、イオンチャネルの標的検証としては悪くない。穴はカルバクロールがTRPV3選択的ではなくTRPA1にも作用することで、この領域の阻害薬も選択性の実績が不揃いなため、結局は遺伝学の結果が支えになっている。TRPV3拮抗薬は皮膚領域で開発が進んでおり、肺への曝露と安全性が次の自然な論点になる。

TRPV3 drives lung injury by sensing inflammatory signals to disrupt alveolar epithelial barrier and promote inflammation ↗