MERTK阻害が線維化促進型マクロファージを抑え、肺線維症を軽減
- 受容体型チロシンキナーゼMERTKは、IPF患者の肺マクロファージで発現が上昇しており、肺機能の低下と相関する。
- ブレオマイシン誘発肺障害マウスでは、選択的阻害薬UNC5293が線維化を抑え、肺の力学的機能を改善した。線維化期に投与を開始した場合でも効果がみられた。
- MERTK/FLT3デュアル阻害薬MRX2843は組織学的な線維化を軽減した。作用機序として、M2型マクロファージ分極とオステオポンチンシグナルの抑制が提案されている。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
盛り上がる前に確認したい点がある。効くのは線維化期からの投与というところで、予防的なブレオマイシン投与のデータは取りやすく、楽観的に出がちだ。ただしマウスのブレオマイシン線維化は自然に回復するし、MRX2843はFLT3も阻害するので標的の帰属が曖昧になる。貪食に関わるMERTKは組織のクリアランスにも関与するため、まず曝露量と安全域を知りたい。