初のMETTL1阻害薬STM9005:tRNAメチル化の阻害がマウスで多様ながんを抑えることを示す
- tRNAメチル化酵素METTL1の選択的阻害薬STM9005を開発し、tRNA修飾酵素をがんで創薬標的にできるかを検証した。
- 多様ながん細胞モデルで、増殖の抑制、分化の変化、細胞周期の乱れが見られた。一部のtRNAでm7Gとその量が低下し、がん関連mRNAの翻訳が変化した。
- 異なる組織由来の複数のマウスモデルで、触媒活性の阻害により腫瘍の増殖が抑えられ、生存期間が延びた。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
METTL1はRNAに働くSAM依存性のメチル基転移酵素なので、最初の心配はメチル基転移酵素ファミリー全体に対する選択性で、「選択的な触媒阻害薬」という主張はまず自分で検証したい部分だ。組織を問わない効果よりも、触媒不活性変異体と表現型が一致するかのほうが重要で、オンターゲットとオフターゲットの毒性を切り分けられる。
Pharmacological inhibition of METTL1 as a therapy against solid and blood cancers ↗