ベンズイミダゾール系FLAP阻害薬、抗増殖作用という二つ目の顔
- ベンズイミダゾール系FLAP阻害薬のリード化合物を2か所で構造変換し、得られたライブラリーをヒト好中球の無傷細胞で評価した。
- SARの結果、アドレス領域では芳香族基の代わりに極性で嵩高い脂肪族基が許容される一方、コアのバイオアイソスター領域は中性で非塩基性の置換しか受け入れなかった。
- 脂質プロファイリングでロイコトリエンの選択的な抑制が確認され、この骨格は別個にがん細胞株への抗増殖作用も示した。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
二重作用と言い切るには、FLAP活性を持たない類縁体や5-LO欠損細胞といった対照が欠かせない。抗増殖作用が骨格そのものの細胞毒性ではないことを示せるからだ。注目したいのは極性の脂肪族アドレス基で、旧来のFLAP骨格より脂溶性が下がっているか確認する価値がある。続く検討としては、溶解度とクリアランスの測定が妥当だろう。