モルホリン系カルコン、選択的MAO-B阻害薬のリード候補に

  • アルコキシ基を持つモルホリン系カルコンをマイクロ波による迅速な方法で合成し、MAO、コリンエステラーゼ、BACE1に対して評価した。
  • 多くの類縁体はMAO-Bを優先的に阻害し、主要化合物MBC21は競合的かつ可逆的な阻害剤だった。MBC24は複数の標的に作用した。
  • ドッキングと分子動力学により、選択性は疎水性相互作用とTyr326とのスタッキングに関連づけられた。ミクロソーム安定性とPAMPA-BBBからは中程度の脳透過性が示唆された。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

カルコンはマイケル受容体となるエノンを持つため、グルタチオン捕捉試験とジャンプ希釈による洗浄実験で、MBC21の可逆性を裏づけられるかが焦点になる。Tyr326とのスタッキングという説明は、いまのところモデリングに依拠している。アルコキシ鎖を揃えたシリーズを、サフィナミドなど既知のMAO-B阻害薬と比較すれば、この骨格に新味があるかどうかがわかるだろう。

Morpholine‐Based Chalcones as Potent and Selective MAO‐B Inhibitors With Preliminary CNS Drug‐Like Properties ↗