海洋由来オフィオボリンMHO7がVDAC2に結合し、トリプルネガティブ乳がん細胞でその分解を促進
- 活性ベースのプロテオーム解析により、海洋天然物MHO7がTNBC細胞でVDAC2と主に相互作用することが示され、プルダウン、熱シフト、熱泳動の各法も一致し、システイン変異体では応答が弱まった。
- MHO7はVDAC1やVDAC3よりVDAC2を優先的に減らしてその代謝回転を速め、オートファジー機構とp62が関与していた。
- VDAC2の消失はミトコンドリア–小胞体接触、カルシウム制御、ミトコンドリアROSを変えたが、部分的に減らしてもMHO7の効果の一部は残った。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
最後の点が引っかかる。VDAC2をノックダウンしても効果が残るなら、MHO7は多標的的だと見るのが自然で、求電子性のテルペノイドでは普通のことだが、VDAC2を「標的」と呼ぶには弱い。結合を断つCys変異VDAC2のノックインで表現型が消えるかを見るのが明快な検証だ。生体内曝露のデータもなく、現状はリードではなく標的仮説である。