脊髄損傷後、TGR5活性化がミトコンドリアを守りAIM2ピロトーシスを抑制

  • マウス挫傷モデルや刺激を受けたミクログリアでTGR5の発現が上昇し、作動薬INT-777は運動機能の回復と組織修復を改善した。
  • 活性化はcAMP/AMPKシグナルを介してミトコンドリア機能を保ちmtDNAの放出を抑え、その結果AIM2依存のピロトーシスと炎症が弱まった。
  • AIM2を過剰発現させると効果が部分的に打ち消され、想定経路を支持する結果となった。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

INT-777は薬としての性質が乏しいツール化合物であり、臨床での本当の論点は損傷後の投与開始時間だ。脊髄損傷の試験は、投与が数時間遅れるだけで効かなくなりやすい。投与開始を遅らせる群とCNS曝露のデータがなければ、TGR5が効き所だとは言い切れない。なお、TGR5作動薬には胆嚢やかゆみの懸念があるが、急性期の短期投与なら避けられる可能性がある。

The bile acid receptor TGR5 promotes functional recovery after spinal cord injury by rescuing mitochondrial dysfunction and suppressing AIM2-mediated pyroptosis ↗