ラジプロジルのドパミン神経NMDA受容体抑制は部分的で、高濃度ではむしろ弱まる
- 小児の抗てんかん薬候補であるGluN2B選択的NMDA受容体修飾薬ラジプロジルを、幼若ラット中脳スライスのドパミン神経でパッチクランプにより調べた。
- 抑制は部分的にとどまり、濃度を上げるとかえって弱まるという予想外の挙動を示し、単一チャネル電流もわずかに減った。
- 阻害作用を打ち消す第二の結合部位を想定した速度論モデルで説明でき、アロステリック修飾薬の設計に留意点を与える。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
ベル型の応答は曝露と反応の解析では警戒信号で、てんかんモデルでは高用量が中用量に劣る可能性すらある。しかも新生仔ラットの黒質ニューロンは狭い代理系にすぎない。大脳皮質や海馬のGluN2B含有受容体でも同じ曲線を取り、想定された第二部位は変異導入で検証したい。