レミブルチニブのヒトADME:速やかな吸収、広範な代謝、主に糞中排泄
- 健康被験者に放射標識した経口投与と静脈内マイクロドースを行い、共有結合型BTK阻害薬レミブルチニブの定常状態での吸収・分布・消失を調べた。
- 薬物は速やかに吸収され、組織に広く分布し、広範に代謝され、排泄は主に糞中経由であった。
- 放射能の回収率は経口投与では不完全だったが、静脈内マイクロドースではほぼ完全であり、吸収と消失の切り分けに役立つ。
- 薬物関連物質の大部分を占める循環代謝物は認められず、忍容性も良好であった。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
経口投与後は回収が不完全なのに、静注マイクロドーズ後はほぼ完全に回収される点が興味深い。組織への蓄積ではなく吸収過程での損失を示唆し、マイクロドーズのおかげでそれをクリアランスと切り分けられる。共有結合型阻害薬なら、標識がタンパク質に不可逆的に残る割合も確認したい。代謝が広範で糞中排泄が主体なので、次は肝代謝酵素を介したDDI試験が妥当だろう。