Δ8-THCの活性代謝物11-OH体の生成はCYP2C9が主導

  • ヒト肝ミクロソームでΔ8-THCは複数のモノ水酸化体に代謝され、精神活性をもつ11-水酸化体が主だった。酵素・阻害剤・ドナー相関の解析から、その生成は主にCYP2C9が担うと示された。
  • 環水酸化体は主にCYP3Aで生成し、側鎖の酸化はCYP2D6、CYP1A2、CYP3A4の活性と関連した。
  • C11水酸化はΔ9-THCよりΔ8-THCで重要だが、CYP2C9の触媒効率はΔ8-THCのほうが低かった。機能低下型の遺伝子型では11-水酸化体の生成が大きく減り、代謝はCYP3A4とCYP2C19に移ると予測された。
💡 ポイント

どの酵素が精神活性代謝物を作るかはミクロソームで答えが出るが、ヒト個人で曝露がどう配分されるかまでは分からない。11-水酸化体の生体内曝露は見えず、遺伝子型の影響も観察ではなく予測にとどまる。リスク因子と呼ぶには、CYP2C9低代謝者での臨床PKと、2C9阻害薬との相互作用データが先に必要だ。

Characterization of Cytochrome P450-Mediated Metabolism of Δ8-tetrahydrocannabinol in vitro ↗