5-アリールピラゾール系の新規MCT1阻害剤、乳酸輸送を抑制

  • 多段階の合成経路で新規5-アリールピラゾール誘導体を少数取得し、腫瘍代謝に関わる乳酸輸送体MCT1に対する新しいスキャフォールドを示した。
  • 3-ブロモピルビン酸を用いた輸送スクリーニングで、3-フルオロフェニル体17cは細胞毒性を示さない濃度でMCT1の活性を抑えた。
  • 17cは複数の細胞株で細胞内乳酸の蓄積も引き起こし、輸送阻害と整合的であることから、今後の最適化に向けたリード候補とされている。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

11化合物で、細胞毒性の出ない濃度で乳酸蓄積を示すヒットが得られたのは悪くない出発点だ。ただ結合データがないため、MCT1への直接作用なのか、輸送や代謝への一般的な影響なのか判断できない。収率の低い多段階合成もSAR展開の足かせになる。まずMCT4選択性を確認し、AZD3965型のケモタイプと比較したい。

Synthesis and Biological Evaluation of 5‐Arylpyrazoles as Potential MCT 1 Inhibitors Targeting Lactate Transport ↗