CCR8xCD3 T細胞エンゲージャーが腫瘍内Tregを除去、マウスモデルで腫瘍増殖を抑制
- T細胞上のCD3と、腫瘍浸潤Tregに多いCCR8を結ぶ二重特異性抗体で、NK細胞ではなくT細胞が除去を担う。
- ヒト固形腫瘍検体を用いたin vitro試験で、Tregを選択的に除去した。
- T細胞浸潤度の異なる複数の同系マウスモデルで、単独でも抗PD-L1との併用でも腫瘍増殖を抑えた。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
NKのADCCをT細胞リダイレクトに置き換える発想だが、諸刃の剣だ。CD3エンゲージャーはサイトカイン放出を招き、CCR8陽性の活性化T細胞も巻き添えにしうる。同系マウスでの効果は、CCR8発現が異なるヒトTreg生物学をほとんど語らない。霊長類のPKと忍容性データなしには、次の試験へ進めない。