サノフィ、通期見通しを上方修正しつつ、デュピクセント後に備え後期・商業段階のM&Aに意欲

  • 第3四半期の売上高は市場予想を上回り、通期の成長率見通しを恒常為替ベースで10%台前半へ引き上げた。デュピクセントは約3分の1伸び、売上の約39%を占める。
  • 経営陣は、営業力を生かせるリスクの低い後期・商業段階の資産を中心に、キャッシュフローで事業開発を進める方針を示した。初期パイプライン向けには中国発を含む小規模な買収も続ける。
  • CFOは今年、R&D案件に最大150億ユーロ、商業資産の買収にはさらに最大100億ユーロの余力があると述べていた。
💡 ポイント 公開報道に基づく見解

デュピクセントの独占は2031年までだが、サノフィは好調な今のうちに動こうとしている。買い手として最も安く動けるタイミングだ。リスクの低い資産を選ぶということは確実性にプレミアムを払うことで、後期のI&I領域では競合入札が予想される。 中国発の小型案件への言及はより静かなシグナルで、初期パイプラインは自社創薬ではなくライセンスで補う姿勢がうかがえる。

Sanofi targets late-phase and commercial M&A to offset looming Dupixent decline ↗