低分子グラミンがNOX1を減らし、アルコールによる肝細胞障害を軽減

  • グラミンはNOX1に結合する候補化合物として見いだされ、ドッキングと細胞熱シフト試験が直接的な結合を示唆し、NOX1タンパク質の分解も促進した。
  • エタノールで傷害した肝細胞では、NOX1またはRAC1をノックダウンすると酸化ストレス、ミトコンドリア障害、フェロトーシス様の損傷が大きく和らいだ。
  • グラミンはエタノール曝露の後に加えても細胞の状態を改善したが、NOX1を過剰発現させるとその効果は弱まった。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解

ノックダウンが薬の効果を再現するのは心強いが、あくまで細胞レベルの話だ。先へ進むなら、慢性+暴飲型エタノール負荷下のNox1欠損マウスか肝細胞特異的マウスで確かめたい。しかも分子量160程度のインドールにドッキングと熱シフトだけでは結合の証拠として弱く、遊離型曝露量や選択性のデータもない以上、毒性が知られる植物アルカロイドがオフターゲットで効いている可能性は十分ある。

Gramine limits alcohol-associated liver injury by suppressing NOX1-linked ferroptotic responses and mitochondrial dysfunction ↗