臨床と同じ舌下フィルムを覚醒ラットに投与、患者に近い血中濃度を達成
- げっ歯類のオピオイド研究では臨床の舌下フィルムと異なる投与経路が多いため、ヒトの用量を換算した配合フィルムを無麻酔の雄ラットに投与した。
- 単回投与後の血漿中ブプレノルフィン濃度は、LC-MS/MSで測定したところ、治療中の患者で報告される範囲に収まった。
- 3週間の連日投与では肝重量が減少したものの、血清の肝酵素値や肝組織像は対照群と差がなかった。
- この経路は実施可能で忍容性も良好であり、臨床に即した前臨床試験に道を開く。
💡 ポイント アブストラクトに基づく見解
血漿中濃度を合わせるのは、まだ容易な部分にすぎない。OUDでのブプレノルフィンの価値は、μ受容体の高い占有率とゆっくりした解離にあるが、今回それは測られていない。ラットはフィルムを一部飲み込むので、舌下吸収と消化管吸収を切り分けるナロキソンなし群、受容体占有か行動の指標、それに雌の動物も欲しい。酵素が正常なのに肝重量が減った点も追跡に値する。